2015年06月28日

1/43 エレノア  〜『バニシングin60″』〜

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超久々のミニカー記事です。
V8を称えて景気よく行きましょう!V8!V8!

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グリーンライト
1/43 エレノア(1973年型フォード・マスタング・マッハ1)
Greenlight 1/43 1973 Ford Mustang Mach 1 "Eleanor"



というわけで今回お披露目するのはブルーディスティニーよりもフェラーリF92Aよりもさらに以前の片羽心のマシン、Greenlight1/43スケール「エレノア」です。
Eleanorが何のことかわからない方のために説明いたしますと1974年公開のアメリカ映画『バニシングin60″』(原題:GONE IN 60 SECONDS)に登場し数十台のパトカー相手に壮絶な逃走劇を演じた黄色のフォード・マスタングです。

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日本での発売は昨年11月でした。
3,000円弱だったかと。


『バニシングin60″』Wikipedia


『バニシングin60″』という映画、片羽が初めて観たのは中学生の頃『月曜ロードショー』でだったのですがこの作品と出会ったばかりに片羽は映画ファンになり、また同時にミニカー片手に自分が主人公の冒険活劇を妄想する中二病患者と化して今に至るという個人的に記念すべき一本です。

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前後左右。
パッと見ボッテリしたプロポーションに見えましたが
こうやってガン見するとそう悪くない不思議。
映画用に原車マッハ1からあちこち変更してありますので
このあと各部を見て行きましょう。


舞台はカリフォルニア。主人公ペースは表向き自動車保険の調査員ですが実は凄腕の自動車窃盗団の頭目です。ペース一味にかかるとどんな車も60秒で盗まれて中古市場に売り飛ばされてしまいます。
ある日ペース一味に南米の大富豪から大仕事の依頼が入ります。一週間で高級車48台を盗んで揃えてくれというのです。無理めの期日と台数にペース一味は東奔西走して車を盗みまくります。

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フロントマスク。
オリジナルのマッハ1と少し違う面構え。
チンスポイラーはありません。


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ボンネットには特徴的な黒のストライプ。海苔のようです。
両脇のノブ(?)はモールドがなく丸い塗装だけです。残念。
マッハ1と違ってエアスクープはありません。


そのうち盗んだ車の一台から大量の麻薬が出てきます。ペースはトラブルは御免と麻薬を車ごと焼却してしまうのですが、麻薬を売りたがっていた仲間はペースを恨んで自動車窃盗の情報を警察に密告します。
折しも48台の大仕事の最後の一台、仲間内の符牒で「エレノア」と呼んで狙いをつけていた黄色のマスタングを盗み出すペースですが、現場には密告により覆面パトカーが張り込んでいました。

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タイヤはこんな感じ。
最後の大ジャンプ前のフルブレーキングで
大写しになる左フロントです。
私はこの映画でグッドイヤーという企業の存在を知りました。


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リヤエンド。
「ナンバーはカリフォルニア、614-HSO」ですね
上半分まで黒く塗ってあるのが本車最大の特徴。
黒い部分は長年別パネルかと思っていましたが
DVD見直したらどうも塗ってあるだけのようでした。
リヤスポイラーは無し。チンスポイラーもですが
ダメージ表現を施す上でボロリともげる
スポイラー類は邪魔だったんでしょうね。


ペースはエレノアを急発進させ覆面パトカーを押しのけて逃走を開始します。数十台のパトカーが群れをなして追いすがりあるいは立ちふさがる中、傷だらけになって走り続けるエレノア。果たしてペースの運命やいかに。

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傷だらけにも限度ってあるやろ。



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ミニチャンプスのマッハ1との比較。
フロントマスクとボンネットとリヤエンドの
変更がよくわかります。
ミニカーとしてもプロポーションはそんなに
違わないのですが、エレノアはサイドの
ストライプがないので間延びして見えるのかも
知れませんね。
あとミニチャンプスの前輪がちょっと沈んでいるので……


………と『バニシングin60″』のあらすじを説明するとこんな感じでカーアクション映画の金字塔とされているのですが、映画としては極めて特異な作りで脚本ははっきり言って欠陥品です。
90分の尺の後半はまるまるエレノアがパトカー軍団に追われ続けるドキュメンタリータッチのカースタント映像で起承転結の構成を大きく逸脱しており、登場人物の掘り下げは全編を通じて希薄で変化も成長もありません。
ネタバレ込みで言ってしまえば
「自動車泥棒が警察に追いかけられたけど逃げ切りました」
ただそれだけのお話なのです。こんな話どこのシナリオ教室の初級クラスに持って行っても先生に怒られます。映画として冷静に評価するなら30点。

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このミニカーを手に取られた方は全員同感だと思われますが
エレノアってこんな色でしたっけ?
京商1/64と比べると………弁護できんわこりゃ。
ミニチャンプスやオートアートや京商のマッハ1の黄色を
長年見慣れていたから違和感が生じるのかも知れませんが、
DVDの画面をどう見てもやはりもうちょっと
オレンジイエローのような気がします。
再販や1/18や1/64での修正に期待しましょう!
(いやーやってくれると信じてますよ)


だけど、100点。
新車を含む100台近い車を堂々の市街地ロケで華麗に走らせ容赦なく壊すサービス精神が貧弱すぎるストーリーを補って「大いに許せる」作品に仕上がっているのです。そもそも車好きの監督が私費を投じ、ハナっからカースタントを見せるためにこしらえた映画ですから尺の半分がカーチェイスで何ら問題ありません。

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先輩『ブリット』の1968年型マスタング(ミニチャンプス製)と。
片や刑事の愛車、片や凶状持ちの盗難車。


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『ブルース・ブラザース』のブルースモビル(コーギー製)と。
衆を恃んで襲い来る警察をものともせず走り抜いた両雄に
中学生の片羽は不屈の魂というものを教えられたのです。


人物描写も深くはありませんが前半で主人公ペースが車のプロで犯罪にも独自のポリシーを持つスマートな男であることは描かれており最低限の感情移入は可能です。だって後半を観ながら「逃げろ!逃げろ!ああ〜ぶつかっちゃったよ!」って普通にハラハラドキドキできますもん(ただし前半の人物描写があと一匙足りなかったら本当に単なるカースタントショー映像に堕していたかも知れないとは思います)。
構成や人物描写が常識的に行なわれたリメイク作『60セカンズ』がなんだか堅苦しかったことを考えると『バニシングin60″』の魅力は破綻寸前の際立った個性だったんでしょうね。

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1978年型ダッジ・モナコ ポリスカー
カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(NEO製)と。
冒頭の特撮写真に登場してもらったのですが
年式的に無理がありました。もっと言えば劇中で追跡の主力は
CHPよりもLAPDだったような。
LAPDのミニカーは意外と見かけないのでこれもGreenLigntに
期待しましょう。


映画というものをマスで売りたければ『バニシングin60″』の制作スタンスを真似してはいけないとはわかっているのですが、一本で良いからこういう風に自分の趣味嗜好を貫いた作品を作って結果適当に売れて適当に後世まで語り継がれたら物凄い幸福だろうなと思います。


posted by 片羽國雄 at 17:11| Comment(0) | ミニカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月24日

デカルチャーだよ人生は

前回までのあらすじ:痛む体を引きずって辿り着いた先は……

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HR
どんたくの時の写真です。


〈引用-WikipediaHR(エイチアール)は、九州地方を中心に活動する日本の女性アイドルグループ。2010年に誕生した。
(中略)
福岡県福岡市を拠点とする。福岡市東区箱崎の複合商業施設「BOX TOWN(ボックスタウン)箱崎」3階に専用劇場である「ボックスシアター」を持ち、土日および祝日にチームごとに隔週でほぼ毎週公演を行っている。
グループ名のHRは、「博多を再起動(reboot)する」という意味でHakataRebootの頭文字から。


リンク:HR公式サイト

 辿り着いたというか迷い込んだというのが正解なんですが、この子たちが昨年暮れに近所のジャスコの催事で何やら明太子の歌(『めんたいLock!!』だったと思う)を歌っていたのを見かけたのが最初の出会いでした。
 片羽は仕事(?)柄芸能界に精通してなくてはならん筈なのですがアイドルには全然疎くて『あまちゃん』とマクロスのイメージしか脳内になく、先日福岡で総選挙をやったAKBグループもパッと見で識別できるのは山本彩ぐらい。これではイカンとこの機会にご近所で勉強させていただこうと暇をみて劇場に行ってみた次第です。つまりは自分の創作活動のためにアイドルとファンというものの人物像を少しでも掴めれば良いという不純な動機でした。

 しかし結果は「デカルチャー!」。アイドル恐るべしです。
 歌や踊りの良し悪しを語るボキャブラリーは皆無の片羽ですが、何度か劇場に通ううちに何故か視線を釘付けにする子がいることに気付きました。誰というと荒れるので伏せますが、他の演者と同じ振り付けで踊っている筈なのに動きが深いというか情感豊かでゾクゾクさせられるのです。年齢にして私の半分。娘ほど歳の離れたとはこの事なのでしょうが「この子は……プロだ!」と震えました。
 で、その子がブログなんかでCDを出すと言えば買ってやりたくなる、催事をやると言えば行ってやりたくなる。………そうか!これが「推しメン」というものか!と。

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というわけで買いました。
本日発売!!メジャーデビューシングル
『夏色キャンディ』
4種セットで推しメンとの「個別面談会 イベント参加券」付き!


 ………スンマセン。
 片羽は財力的にこれ1セットとType-Aを1枚しか買えません。
 しかし今回私は人生で初めて同じCDを2枚買ってしまった。
 どこぞで総選挙だの握手会だののために何千枚もCDを買う奴の気が知れなかったのですが、今なら少しはわかる気がします。……称賛はいたしかねますが。
 
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 最近個人的に色々ありましてもう執筆活動を辞めようとしていたのですが、娘ほど歳の離れたこの子たちの活動を見ていたら何故か心が蘇り、次回作の構想も湧いて出た片羽でした。
ありがとうHR!

というわけで最後にあらためて全国の皆様に
本日発売!!HRのメジャーデビューシングル
『夏色キャンディ』
よろしくお願いします!!
posted by 片羽國雄 at 23:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月23日

我が名は片羽。

「俺は死ぬはずだった。
でも死ねなかった。
痛む体を引きずって、
辿り着いた場所は……」

(明日に続く)

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『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』
(2006年/ナムコ/PS2)の“GALM2”。
通称“片羽の妖精”(Solo Wing Pixy)
去年の春買った技MIXがようやく完成。
ペンネームの元ネタです。
posted by 片羽國雄 at 23:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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