2014年08月16日

官兵衛の赤合子

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地元地元と言いながら、よく考えたら『軍師官兵衛』が福岡に来るのラスト3話ぐらいじゃねえかと気付いてしまった福岡県民。最近は『花子とアン』の嘉納伝助こと伊藤伝右衛門にすっかり県民人気をさらわれちゃってます。官兵衛派としてはもこみちのイッキが待ち遠しいところですね。
そんな中、片羽の母親が老人会だか日本舞踊だかの催しで官兵衛の仮装が必要になったというのでこんなもん作っちまいました。

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1/1 官兵衛の赤合子


黒田官兵衛が関ヶ原の戦いの頃に着用した兜・赤合子(あかごうす)です。『軍師官兵衛』オープニングの冒頭に出てきてますが、これも本編じゃラスト5話ぐらいでようやく登場なんじゃないでしょうか。
一見してドンブリじゃねえかと思われる方も多いでしょうが、その通りお椀を形取ったデザインで領地が富み栄えるようにとの願いをこめてこの形状にしたとのことです。

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作り方。
兜本体は100円ショップで買ってきた調理用のボウルに紙皿を重ねて接着したものを芯にし、ホームセンターで買ってきた建築用のパテを盛っては削り盛っては削りして形状を出します。頭頂の高台も食品用のプラケースです。
後頭部を守る錣(しころ)はプラ板ですが、あまり大きな材料が手元になかったため扇型を切り出せず直線材を組み合わせてそれっぽく見えるように仕立てました。接続はオール接着剤で、黒い紐は装飾として通してあるだけです。
顎紐はこれまたホームセンターで金具を買ってきてネジ止めです。
塗装はサフを吹いてピンクを吹いて赤(グンゼの3番)を吹いてます。
材料はできるだけ手持ちの在庫を使って、採寸は現物合わせで行き当たりバッタリでガシガシ作っちゃったのですが宴会芸にはこれで十分でしょう。夏休みの自由工作で兜を作りたいという小学生諸君には、兜本体はホームセンターで1,200円ぐらいの作業用ヘルメットを買ってきて芯にして、錣はボール紙で良いから扇形に切り出してちゃんと形状を出せとアドバイスしときます。

さて『軍師官兵衛』、有岡城編・高松攻め編・本能寺編と駆け抜けて視聴率も上昇中のようですが官兵衛と秀吉の間に微妙な不協和音が生じており、官兵衛が今後どの時点で暗黒面に堕ちて関ヶ原へ向けて天下取りの野望を抱くのか気になるところです。まあ文禄・慶長の役あたりでしょうが官兵衛なりに天下を憂えて自分が非情の支配者になろうと決意する。そんな瞬間がいずれ描かれるのでしょう。

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銀河最強軍師カンベーダー。
なんとなく合成したくなった。今は反省している。
この人もエピ2あたりでは天下を憂う熱き志の持ち主でした。



ラベル:官兵衛 赤合子
posted by 片羽國雄 at 16:26| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月12日

コクサイ S&W M66 2.5inch(ガスガン初期型)

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執筆活動中はやたら甘い物を食って脳に糖分を補給してやるのが常なのですが、同時期に昂進するのが物欲というもの。片羽は執筆に行き詰まると生活圏内に数件あるリサイクルショップに出かけて古いおもちゃを物色します。ほとんどの場合買うのはミニカーなんですが、今回買ってしまったブツはガスガン。コクサイS&W M66 2.5inchです。

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コクサイ(国際産業)
S&W M66 2.5inch


私の記憶が確かならば発売は1988年か1989年。まだ電動ガンもHOPシステムもなく、自動拳銃のガスブローバックはあったけどまだ試行錯誤の段階でした。今でこそ業界盟主の東京マルイですが当時はいわゆる1900円シリーズをはじめとする低価格エアガンのメーカーでB級扱い。ではA級はといえばMGC、JAC、マルゼン、マルシン、タナカ、そして今回のコクサイといったあたりでした(←片羽の個人的な記憶による列挙です。悪しからず)

M66についてですが次元大介の銃としておなじみS&W M19のステンレスタイプです。
S&W M19は従来の38口径リボルバーサイズの銃で強力な357マグナムを撃てるというコンセプトで1955年に開発された拳銃で、携行性に優れておりアメリカの警察で広く採用されました。小さな銃で強力な弾丸を使用する代償で耐久力に弱点がありましたが、細身でスタイルが良いためか映像作品や漫画でも多くの登場人物がM19を愛銃としています。

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コクサイのモデルガンM19 6inchと。
発射機能の有無はありますが各部外形まったく同じです。

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各部アップ。凄まじい金属感ですね。
信じられないでしょうけどこれABSにシルバーメッキです。

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トリガーとハンマーはワイドタイプにシルバーメッキで手触り良いです。
これ銀色の銃に付いてるから綺麗なんですが、ブラックのM19にも同じものが付いていてそちらはちょっと違和感ありました。

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グリップはモデルガンと違って中にガスタンクがあるので実銃用は付けられません。
2.5inchはこのマット加工のプラ製グリップが付いてましたがとても手触りが良いです。
他の銃身長のモデルは木製を模したプラのスクエアタイプでした。

当時のガスリボルバー事情はと言えば……天国でした(笑)
リボルバーのモデルガンは銃身内とシリンダー前面に必ず何らかのインサートを入れて実弾が撃てないようにしなきゃならないわけですがあくまで業界の自主規制。発射機構が実銃と大きく異なるガスガンは適用外で貫通シリンダーOKで各社リアルなカートリッジを誇らしげに付属させていました。
しかしながら多くのガスリボルバーでは6mmの銃身をバネでわずかに前後動させ、銃身後端のフォーシングコーン部のゴムパッキンをシリンダー前端に押し付けることでシリンダーストップ機構を設けており、シリンダーの各薬室前端はゴムパッキンがスムーズに滑るようわずかに絞られた形状になっていました。

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ではモデルガンのリボルバーでリアルさに定評のあったコクサイが、マルシンやタナカに負けじと世に送り出したM19はどうだったかというと……

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笑っちゃうぐらい完全にスッポンポンでした!
この眺め、今じゃ拝めません。眼福というものですぞ。

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カートリッジ。シリンダーとまったく同じ全長。
BB弾は前端に詰めます。

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カートリッジ底部の刻印も実に綺麗です。

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左からマルベリーフィールドのダミーカート、357マグナム実弾、そしてコクサイM19用。

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マルベリーフィールドを装填してみました。

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357マグナム実弾(もちろん火薬抜きの飾り弾ですよ!)も装填できちゃいます。
だから怖くなって数年のうちにインサート入れてカートリッジ長も半分にしちゃったんでしょうね…。
さらにその後コクサイのカートリッジ形状は変遷に変遷を重ねてわけわかんなくなります。

仕様のないことですがABSにシルバーメッキの銃は使用するにつれてメッキが剥がれていきます。ガスリボルバーのシリンダーは特にシリンダーストップやフォーシングコーン部のパッキンで常にストレスに晒されますのでメッキどころか地のABSまで削れていくものと割り切らねばなりません。
なのでまさか四半世紀も経ってこんなコンディションの良い初期型M66に出会えるとは思ってませんでした。おそらくは完全未使用の新古品だったのをリサイクルショップの店員が動作チェックした程度の使用感の無さです。
実は片羽このM66、実射どころか一度もトリガーを引いていません。前述のメッキ剥げも嫌なんですがコクサイのガスリボルバーはトリガーも各部のスプリングも非常に重くてメカニズムに強い負荷が掛かっており、四半世紀が経過して経年劣化もあるでしょうからこれはもうディスプレイモデルと割り切ってそっとしておいてやりたいのです。折角の完全貫通シリンダーも二度とスイングアウトさせることはないでしょう。我がコレクションケースで安らかに眠るが良い……

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同時期の人気銃、MGC S&W M645と。

posted by 片羽國雄 at 23:45| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月31日

『ご家老様の贋札』執筆記(その25) シナリオ執筆編(12) 〜メガハウス1/6『拝一刀』〜

 2012年3月初旬。S1グランプリ締切1ヶ月前。『ご家老様の贋札』シナリオ本文の執筆は私片羽が時代劇に出てくる場所や衣装や大道具・小道具の名称を知らなかったため難航の極にありました。
 さて記憶力の良い読者なら覚えておられるかも知れませんが、フジテレビヤングシナリオ大賞向けの作品の執筆が少々難航していたので気分転換に『スカーフェイス』のキャデラックを買ったという記事を2月初旬にUPしました。
 実は『ご家老様の贋札』の時も近所の模型店で気分転換のお買い物をしたのです。自身に欠如していた時代劇スピリッツの注入のため………嘘です、ハイ。100%趣味で買いました。メガハウス製1/6ドール『拝一刀』です。

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メガハウス フィギュアコレクション
1/6スケール 拝一刀


 拝一刀(おがみいっとう)より『子連れ狼』と言ったほうが通りが良いでしょうね。多くの方が浪人者と箱車に乗った幼い少年というビジュアル、「しとしとぴっちゃん」のテーマ曲、そして
「大五郎!!」
「ちゃ―――ん!!」

の掛け合いのイメージで認識されていることと思います。(ちなみに片羽の妹は『子連れ狼』をダウンタウンのコントだと思っていました…そら『こづれ狼』じゃ)

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パッケージ。色々写りこんでますね(笑)

 『子連れ狼』作品解説ですが1970年代に描かれた時代劇漫画で作者は小池一夫(原作)と小島剛夕(画)。萬屋錦之介主演でドラマ化もされて大ヒットし、国民的に認知される作品となりました。
 ストーリーですが時は江戸時代中期。財政難に陥った徳川幕府は各地の大名に難癖を付けては取り潰し、領地を没収して直轄地を増やし増収を図っていました。取り潰される大名は同時に切腹させられるのですがその際介錯を担当していたのが公儀介錯人・拝一刀で、幕府を代表して殿様の首を斬りに行くわけですから絶大な権威を与えられていましたし、大名側が抵抗すれば自力でこれを排除して任を果たさねばならないので剣術(というか戦闘技術全般)も並外れた技量の持ち主です。

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拝一刀。正面より。

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笠を取ると…

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ガチョーン!全然似てない…orz

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背面はこんな感じ。

 その公儀介錯人の権威を手に入れようとしたのが柳生烈堂率いる裏柳生の一門です。こちらも幕府に仕える公儀刺客人という要職にあり諜報活動や暗殺を任務としていましたが、公儀介錯人も兼任すればより一門の繁栄が望めると踏んで拝一刀を罪に陥れ一族を皆殺しにしてしまいます。
 窮地を切り抜けた拝一刀は生まれたばかりの息子・大五郎を連れて江戸から逃亡。しばしの潜伏の後、木製の箱車に3歳になった大五郎を乗せて各地を放浪しつつ刺客業を始めます。殺しの代金は1件500両(一殺五百両。ターゲットが多かったり難易度の高いミッションだったりすると適当に増額します。逆に依頼人の真摯さに感じ入り無料で引き受けることも)。公儀刺客人の裏柳生に対する嫌がらせか、あるいは本気で報復を狙っているのか、はたまたただの金目当てか。真意は誰も知らぬまま拝一刀は刺客の仕事を重ね、旅を続けます。やがて裏柳生も討手を差し向け抗争は再燃、激化するとともに拝一刀の真の狙いも明らかになっていく………というお話です。

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一応フル可動ですが…水鴎流斬馬刀の構えは困難です。

 ドールはメガハウスが2001年に発売したのですがホームページには載っていません。2001年当時片羽は全然お金がなかったので買えずに悔しい思いをしたのですが11年の歳月を経て郷里の町の模型店に眠っていた未開封新品を適価にてお救いした次第です。
 仕様はまずGIジョーみたいなフル可動のボディに原作版の顔(似てないです…)を付けて和服を着せた拝一刀、可動は限定的ですがこちらは顔が良く出来た大五郎、そして父子の旅の友であり武器でもある箱車のセットです。

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箱車と大五郎。
「子貸し腕貸し〜」の幟はストーリー序盤のみ使用。


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車体正面下部のフタを開くと
斉発銃(火縄銃を束ねたフルオート火器!)の銃口。
銃本体は再現されていません。


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車体後部の斉発銃点火口も開閉。

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箱車の中。座布団がありますね。
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大五郎はこんな感じで乗車。
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腕が変ですがこのポーズで固定なのです。

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箱車の両脇の手すりみたいなのは長巻です。
原作ではバネ仕掛け飛び出し式でしたが
ドールは差し込み式で再現。


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緊急時に大五郎がこうやって使用することもありますが

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基本的に一刀のサブ武装です。
2本をつなげて両刃にすることも。


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忘れちゃならない愛刀「同太貫」(どうたぬき)

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刀身はこんな感じ。
金属製でリアルだけど重いのでポーズ付けが困難。
ちなみに切れません。


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束と鍔。

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握り飯の包みと水筒も付属。
これで大五郎も5日ぐらいは安心。


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プラ製台座に金属のプレートが付いてます。
シリアルナンバー入り。


 11年前の製品だからか一刀の顔が似てないですが雰囲気は抜群です。関節が弱く刀が重いのでポーズ付けも困難なのですが箱車を押させておく分には問題ありません。片羽大いに満足です。

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手ごろな共演者がいなかったので新世紀合金のT-800と。
一刀ならこれぐらい倒せる筈。

 片羽は『子連れ狼』を大学生時代に文庫版で買って読み、激しい衝撃を受けました。拝一刀の圧倒的な強さ(漫画史上最強の剣士でしょう…ファンタジー系を除けば)もさることながら、ただ一途に復讐を願いそれを完全なものにするため己を厳しく律し何事にも筋を通す生きざま、そして父と子の絆。F1ドライバーのジャン・アレジと並んで片羽に漢の何たるかを教えてくれた存在です。
 その偶像をこうして手に入れたのだからご利益はてきめん、片羽の時代劇執筆もはかどった………………のか?『ご家老様の贋札』執筆記、次回いよいよ最終回です。明晩更新、乞うご期待!(その26に続く)

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小池書院より刊行中の愛蔵版と。装丁が美しい逸品です。
5月で全20巻が揃います。
posted by 片羽國雄 at 01:23| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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