
数年にわたり追い続けてきたGREENLIGHTのHOT PURSUITシリーズですがついに小生の本命の車、タテ目のプリムス・フューリーならびにダッジ・モナコの登場です。いやー長生きはしてみるもんですね。


Hot Pursuit Series 24
1:64th Scale
1977 Plymouth Fury
New York City Police Dept (NYPD)
ホットパーシュート シリーズ24
1/64スケール
1977年型プリムス・フューリー
ニューヨーク市警









もう3年も前になりますか「NYPD祭!」の時に現行のホワイトボディばかりでなく旧式のブルー&ホワイトも出してくれとグリーンライトに向けて念を送っていたのですが、まあ途中マスタングは出たもののグリーンライトのラインナップに適切な年式のセダンタイプがなかったものでもう出ないかとあきらめておりました。
NYPDのパトカーは1970年代中期から1990年代末までブルー&ホワイトのカラーリングで、片羽のようなオッサンにとっては子供時代から学生時代までニューヨークが舞台の映画を観れば必ず出てくる“青いパトカー”は異国情緒と力強さと日本警察にないオシャレさを感じさせられる憧れの対象でした。まあ子供の頃はアメリカのパトカーが全部この色だと誤解していたりもしましたが昔の話です。

片羽の独断と偏見ではブルー&ホワイトがこれぞ文明の砦ニューヨーク!というぶっちぎりの格好よさなんですが、このツートン塗装は凝ってる分だけお金がかかりました。市警で用廃になった車をタクシー会社などに払い下げるにも全塗装が必要でまたお金がかかります。1990年代に就任したジュリアーニ市長はこのコストを見逃さず“事業仕分け”してしまいました。ホワイト単色ボディにマーキングなら安上がりで、用廃後のタクシー化もホワイトの上からイエローを塗れるわけです。
自治体のコストダウンのためならまあ仕方ないのでしょう。現行のホワイトボディ車も見慣れれば大きな「NYPD」のロゴのおかげで威厳はあると思います。だけど寂しくはありますね。

タテ目セダンの同志。
トミカ・リミテッド・ヴィンテージのマツダ・ルーチェ・レガートと。
一方種車のプリムス・フューリーですがこちらも子供時代から学生時代に観た映画によく登場しました。アクション映画に主にパトカーとして登場しては景気よく壊れていく役どころの、マツダ・ルーチェみたいなタテ目のセダンは何じゃろなと思っていたらダッジ・モナコという名前に行き着いて、兄弟車でプリムス・フューリーというのもあるらしいという感じでしたね。

『ブルース・ブラザース』でおなじみ先代ダッジ・モナコと。
代替わりと共にコンパクト化したと記憶していましたが実はそうでもないですね。
プリムス・フューリー/ダッジ・モナコで瞼閉じれば思い出すのはまず『ターミネーター』の前半でLAPD車を強奪したT-800がショットガンをボカンボカン発砲しながらリースとサラのキャデラック・エルドラドを追ってくるいわゆる“Garage Chase”のシーン(グリーンライトはやってくれるそうです!)。次いで『ブルーサンダー』ではLAPD(もどきの)車が橋の上にいたらブルーサンダーのバルカン砲に撃たれて真っ二つ。
ドラマ『パトカー・アダム30』(原題T.J.Hooker)では主人公チームはダッジ・セントレジスのパトカーに乗ってるのにクラッシュしていくのはダッジ・モナコばかりだったと記憶しています(イマイチ自信なし)。『ナイトライダー』『エアーウルフ』『マイアミ・バイス』あたりでもそろそろ旧車化していたのかよく破壊されていました。
思い出せる場面はものの見事にクラッシュシーンばかりですね。『西部警察』の230セドリック的な存在だったのでしょうけどヒーロー達の活躍の陰で地味に戦い派手にスクラップ化していった彼らの献身、人類は忘れてはならないと思います。

年式的に対戦相手となりそうな連中とと並べてみました。
ファイヤーバード、マスタング、ダッジバン、チャレンジャー。

NEOの1/43と。

年式的には嘘なのですがスレード中佐のモンディアルと。


トミカ外国車シリーズのダッジ・コロネットカスタム・ポリスカーと。
スケールは1/76。41年前の製品ですが良く特徴を捉えてます。
トミーテックさんもどうですか、TLVでダッジ・モナコ。
どうやらグリーンライト的にはこのプリムス・フューリー/ダッジ・モナコ系、物凄く気合の入った企画のようで先ほども触れましたが『ターミネーター』のLAPD車をHOLLYWOODシリーズの1/64と1/18で出してくれるそうです。今回まだ入手していませんが同系ボディのダッジ・コロネットのCHPも出ていますしHot PursuitやHollywoodシリーズに複数のアイテムが予定されています。今後が物凄く楽しみですね。
あとHOT PURSUITシリーズではどういうわけか1アイテムも出ていないLAPDをHollywoodシリーズで劇中車としてフォローしてくれるのかな?と邪推もしてみたり。正直そろそろ飽き始めていたグリーンライト収集に爽やかな新風が吹いた秋でした。片羽國雄はこれからもグリーンライトを応援します!