2014年07月31日

HGUC ブルーディスティニー1号機

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サターン版『蒼を受け継ぐ者』とガチャのブルーと。
サターンはとっくの昔に壊れてしまったのですが
ソフトは手元に置いておきたかったのです。


すっかりご無沙汰してしまいました。片羽國雄、生きております。
 ブログ再開1発目は前回予告のガンプラ、我が心のモビルスーツ「ブルーディスティニー1号機」です。

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HGUC ブルーディスティニー1号機
(バンダイ 1/144プラキット 2007年発売)



RX-79BD-1 ブルーディスティニー1号機は1997年に発売されたセガサターン用ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』三部作に登場する地球連邦軍のモビルスーツです。
先んじて1996年よりリリースされていたOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するRX-79[G]陸戦型ガンダムを改造母体に、ジオン軍で開発された対ニュータイプ用特殊OS「EXAMシステム」を搭載し全身に武装と推進器を増設(その分装甲は軽量化)するとともに関節部には試験段階のマグネットコーティングまで施した高性能機で、つまり常人のパイロットでもこの機体に乗ればアムロやララアのようなニュータイプ並みの戦闘能力が得られるという優れものです。


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ズバリ、キット素組み!
各部を後ハメ工作にして手首を
「MSハンド01(連邦系)」にしただけ。

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胸部にバルカン砲2門とミサイルポッド2門。重武装です。
腹は可動重視なのか最低限の装甲しかないです。


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脚部には陸ガンにないバーニヤが増設されてます。
ドムと違って直進のみですが高速のホバー走行が可能。


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設定上の武装は陸戦型ガンダムと同じ100mmマシンガンとシールド。
付属のシールは嫌だったので水転写式の「ガンダムデカール」
MGアッガイ用から「0」と「1」を使用。
シールド裏のスタンドは付けず、
マウントも腕側面だけにしちゃいました。



しかし肝心のEXAMシステムがジオンでの実験中に人事不省に陥ったニュータイプの少女マリオン・ウェルチの意識が封入されたなんともオカルトなブラックボックスで、システムが全開になるとパイロットが発狂したり機体が暴走して敵味方問わず殺戮を繰り広げ、機体が限界を超えて壊れてしまうまで止まらなかったりというデメリットもあります。

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戦慄のブルー!
プレイヤーの前には当初敵として登場し暴れ狂ってくれました。
ジム対ジムの状況は当時新鮮で、燃えましたね〜。


ジオンの開発者クルスト・モーゼスが連邦に亡命して作り上げたEXAMシステム搭載機、このブルーディスティニー1号機には暴走のリスクを管理するため連邦側の技術者アルフ・カムラによってリミッターが装着され(WikipediaによればEXAMシステムの機能を50%に制限)、そこそこの高性能機として乗りこなすことが可能となりました。

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頭部。胸だけでなく頭にもバルカン砲装備。
EXAMシステムはボリュームのあるオデコに入っているのでしょう。


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EXAMシステムスタンバイ!
EXAM暴走時はバイザーやカメラが赤く発光する設定です。
ただしサターン版のゲーム内ではずっと緑のまんまでした。
「SIDE STORIES」版は機体各部の航空灯みたいのが全部赤くなりますね。


しかし暴走時の超高性能も捨てがたいためパイロットが任意でリミッターを解除し、EXAMまかせで暴れまくることも可能になっています。
……ただし5分間だけ。5分経つと全システムが強制停止し、機体は敵前であれ擱座してしまいます。ウルトラマン方式です。


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もちろん頭部は緑と赤、2個用意しました。
(ABS関節を破損しまくってキットをもう1個買ったのです)



当初RGM-79[G]陸戦型ジムをベースにEXAMシステムを積んでみたところ機体性能(ジェネレータ出力や機体剛性?)が足りず、慌ててベース機をRX-79[G]陸戦型ガンダムに変更。その際システムを搭載した陸戦型ジムの頭部をそのまま陸戦型ガンダムに乗せ換えたためジム頭の高性能機が誕生したのです。
だから当時のゲーム雑誌での呼称は「ジム・ブルーディスティニー」でした。

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HCM PROの陸戦型ジムと陸戦型ガンダム。
ブルーとは全体的に少しずつ形状が違います。


プレイステーション版『機動戦士ガンダム』がガンダムの移動・攻撃・防御を
律儀にマニュアル操作させてくれるのは良いがもっさりした挙動だったのに対し
『外伝』は地上戦に特化した簡略操作系で例えばダッシュは方向キー2回押し、
防御操作は一切省略、ダッシュで敵機に突っ込めば勝手にサーベルで斬り付けてくれるなど『バーチャロン』以上に割り切った作りでしたが、その代わりスピード感と「俺強えぇぇぇ!」感は半端ありませんでした。

プレイヤーは地球連邦軍パイロットの主人公ユウ・カジマとしてブルーディスティニー1号機を当初敵として迎え撃ち、その後成り行きで愛機として北米大陸を転戦します。機体の高性能とEXAMシステムの恩恵で大戦果を挙げるユウですが、度々マリオンの声が聞こえたり幻影が見えたりするものでEXAMシステムの正体に疑問を持ち始めます。

一方クルストがジオンに残した最初のEXAMシステム搭載機・MS-08TXイフリート改を駆るジオン軍パイロット、ニムバス・シュターゼンがクルスト博士とブルーディスティニー1号機を追って現れ、キャリフォルニアベース攻略作戦の最中EXAMシステム搭載機同士の宿命の対決を迎えます。
……というのが『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』の物語。いやブルーディスティニー1号機が活躍する第一部『戦慄のブルー』と第二部『蒼を受け継ぐ者』までですよ。物語としての決着はブルーディスティニー2号機と3号機が出てくる第三部『裁かれし者』まで遊ばなきゃなりません。

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ゲーム中では90mmブルパップマシンガンを持ってました。
フィリップやサマナとの弾薬共有を考えたらこっちでしょう。


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ビームサーベル。両手分用意。
アニメだったら威勢よく銃を投げ捨てて抜刀するところですが
ゲームなのでチマチマ持ち替えて継戦せねばなりません。


サーベルと100mmを両手分用意したということは

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二刀流が可能。「SIDE STORIES」版のニムバス機がやってますね。


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チョウ・ユンファばりの二丁マシンガンも可能です。



当時を回想してみますとこのブルーディスティニー、パッと見単なる青い陸戦型ジムだったのですが連邦機なのにグフのようなカラーリングはそれだけでもインパクト十分で、さらによく見ると陸ジムとも陸ガンとも異なるディティールをうまくまとめ上げた精悍なスタイリングに若き日の片羽はフェラーリF92A以来の衝撃を受け、完全に悩殺されてしまったのでした。

外観のみならずストーリー上での活躍も振るっていて、最初はジムコマンドを自機としてジオン軍と戦っていたプレイヤー(ユウ・カジマ)の前にEXAM暴走状態で敵として現れるのですが、鈍重な筈の陸戦機でビュンビュン飛び回って最新鋭のジムコマンド軍団を圧倒する姿と機体のミステリアスさに痺れました。ゲーム第一部『戦慄のブルー』発売時点では全然謎が明かされてませんでしたしね。

第二部『蒼を受け継ぐ者』では紆余曲折の末プレイヤー機となり連邦軍のキャリフォルニアベース攻略の障害となるジオン軍ミサイル基地を単騎駆けで殲滅させ、引き続いてキャリフォルニアベース奪還作戦に参戦。ニムバスのイフリート改と互いにEXAMシステムを発動させての熾烈な一騎討ちの末共倒れになるまで見せ場満載でした。

ついでに言えば当時まだ『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のリリースはストーリー中盤。漢ノリスとグフカスタムが大活躍して燃えに燃える第10話『震える山(前編)』が出るのはまだ先の話で、煮え切らない主人公と不格好な陸戦型ガンダムがグダグダ展開を続けていた暗黒期でしたが、そんな本家『08小隊』の不振をカバーするかのようにブルーディスティニーは鮮やかに1990年代後半を駆け抜けたのでした。

この後第三部『裁かれし者』には1号機と基本的に同型でガンダム顔のブルーディスティニー2号機と3号機が登場。イフリート改を失ったニムバスは連邦から強奪した2号機に、1号機を失ったユウは3号機にそれぞれ乗り換えて最後の対決の時を迎えるのですが……結末は「SIDE STORIES」でも買って確認してください。

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こんな昔のゲーム登場機体を、しかもHGUCが発売されたのも7年前になる代物をなんで今頃作ったかというと片羽しばしシナリオ執筆に全精力を注いでいたのとエアブラシ塗装ができる環境を失っていたためなんですが、この春体調不良もあってしばしシナリオをお休みしてみたので長らく仮組み状態で眺め暮らしていたブルーに決着をつけてやろうと思い立った次第です。あ、もちろんPS3の『機動戦士ガンダム SIDE STORIES』に触発されたのが大きいんですが。
もう少し待っていれば同スケールの完成品トイ、Robot魂版が発売された筈なのですがやはり好きな機種のガンプラを我が手で好きなように作るのは楽しくて魂が洗われる感じがしますね。
ブルーは近々もう1回やります。ではまた!


posted by 片羽國雄 at 23:43| Comment(0) | ガンダム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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