2014年04月12日

コクサイ S&W M66 2.5inch(ガスガン初期型)

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執筆活動中はやたら甘い物を食って脳に糖分を補給してやるのが常なのですが、同時期に昂進するのが物欲というもの。片羽は執筆に行き詰まると生活圏内に数件あるリサイクルショップに出かけて古いおもちゃを物色します。ほとんどの場合買うのはミニカーなんですが、今回買ってしまったブツはガスガン。コクサイS&W M66 2.5inchです。

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コクサイ(国際産業)
S&W M66 2.5inch


私の記憶が確かならば発売は1988年か1989年。まだ電動ガンもHOPシステムもなく、自動拳銃のガスブローバックはあったけどまだ試行錯誤の段階でした。今でこそ業界盟主の東京マルイですが当時はいわゆる1900円シリーズをはじめとする低価格エアガンのメーカーでB級扱い。ではA級はといえばMGC、JAC、マルゼン、マルシン、タナカ、そして今回のコクサイといったあたりでした(←片羽の個人的な記憶による列挙です。悪しからず)

M66についてですが次元大介の銃としておなじみS&W M19のステンレスタイプです。
S&W M19は従来の38口径リボルバーサイズの銃で強力な357マグナムを撃てるというコンセプトで1955年に開発された拳銃で、携行性に優れておりアメリカの警察で広く採用されました。小さな銃で強力な弾丸を使用する代償で耐久力に弱点がありましたが、細身でスタイルが良いためか映像作品や漫画でも多くの登場人物がM19を愛銃としています。

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コクサイのモデルガンM19 6inchと。
発射機能の有無はありますが各部外形まったく同じです。

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各部アップ。凄まじい金属感ですね。
信じられないでしょうけどこれABSにシルバーメッキです。

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トリガーとハンマーはワイドタイプにシルバーメッキで手触り良いです。
これ銀色の銃に付いてるから綺麗なんですが、ブラックのM19にも同じものが付いていてそちらはちょっと違和感ありました。

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グリップはモデルガンと違って中にガスタンクがあるので実銃用は付けられません。
2.5inchはこのマット加工のプラ製グリップが付いてましたがとても手触りが良いです。
他の銃身長のモデルは木製を模したプラのスクエアタイプでした。

当時のガスリボルバー事情はと言えば……天国でした(笑)
リボルバーのモデルガンは銃身内とシリンダー前面に必ず何らかのインサートを入れて実弾が撃てないようにしなきゃならないわけですがあくまで業界の自主規制。発射機構が実銃と大きく異なるガスガンは適用外で貫通シリンダーOKで各社リアルなカートリッジを誇らしげに付属させていました。
しかしながら多くのガスリボルバーでは6mmの銃身をバネでわずかに前後動させ、銃身後端のフォーシングコーン部のゴムパッキンをシリンダー前端に押し付けることでシリンダーストップ機構を設けており、シリンダーの各薬室前端はゴムパッキンがスムーズに滑るようわずかに絞られた形状になっていました。

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ではモデルガンのリボルバーでリアルさに定評のあったコクサイが、マルシンやタナカに負けじと世に送り出したM19はどうだったかというと……

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笑っちゃうぐらい完全にスッポンポンでした!
この眺め、今じゃ拝めません。眼福というものですぞ。

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カートリッジ。シリンダーとまったく同じ全長。
BB弾は前端に詰めます。

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カートリッジ底部の刻印も実に綺麗です。

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左からマルベリーフィールドのダミーカート、357マグナム実弾、そしてコクサイM19用。

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マルベリーフィールドを装填してみました。

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357マグナム実弾(もちろん火薬抜きの飾り弾ですよ!)も装填できちゃいます。
だから怖くなって数年のうちにインサート入れてカートリッジ長も半分にしちゃったんでしょうね…。
さらにその後コクサイのカートリッジ形状は変遷に変遷を重ねてわけわかんなくなります。

仕様のないことですがABSにシルバーメッキの銃は使用するにつれてメッキが剥がれていきます。ガスリボルバーのシリンダーは特にシリンダーストップやフォーシングコーン部のパッキンで常にストレスに晒されますのでメッキどころか地のABSまで削れていくものと割り切らねばなりません。
なのでまさか四半世紀も経ってこんなコンディションの良い初期型M66に出会えるとは思ってませんでした。おそらくは完全未使用の新古品だったのをリサイクルショップの店員が動作チェックした程度の使用感の無さです。
実は片羽このM66、実射どころか一度もトリガーを引いていません。前述のメッキ剥げも嫌なんですがコクサイのガスリボルバーはトリガーも各部のスプリングも非常に重くてメカニズムに強い負荷が掛かっており、四半世紀が経過して経年劣化もあるでしょうからこれはもうディスプレイモデルと割り切ってそっとしておいてやりたいのです。折角の完全貫通シリンダーも二度とスイングアウトさせることはないでしょう。我がコレクションケースで安らかに眠るが良い……

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同時期の人気銃、MGC S&W M645と。



posted by 片羽國雄 at 23:45| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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