2013年05月11日

ロータス・107 〜貴公子、雌伏の時〜

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 買えん買えんとぼやいていたら地元のリサイクルショップにポンと出現してしまった、ONIXロータス・107のお披露目です。

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オニキス(ONIX)1/43
ロータス・107(#11 ミカ・ハッキネン)


 ホンダエンジンを積みアイルトン・セナや中嶋悟が乗る黄色いクルマとして日本人に馴染み深かったロータスですが1988年にホンダエンジンを失い、1990年にキャメルがスポンサーを降りてチーム存続の危機に陥ります。
 結末から言えばロータスは1994年で破産してF1を撤退してしまうのですが、チーム存続への試行錯誤は最後まで粘り強く続けられました。エンジンは1991年はジャッド、1992年以降はフォードHB。キャメルの代わりにまだバブル最末期で余力のあった日本企業を複数スポンサーに着けて走り続けます。
 ロータス・107はそんな最中の1992年のマシンです。フェラーリ・F92Aの回でも触れましたが1992年のF1はマンセル独走もさることながらこの年はウィリアムズ・マクラーレン・ベネトン・フェラーリの「4強」チームしか表彰台に乗ることがなく、1990年・1991年のように大穴のドライバーが思わぬ活躍をする面白みは皆無でした。ロータス・107のミカ・ハッキネンやティレル・020Bアンドレア・デ・チェザリスの好走も脚光を浴びなかったわけです。
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コクピット周り。ヘルメットは良い感じ。
スポンサーは日立、小松製作所、シオノギ製薬、日本物産…!

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後ろ半分。今回ミニカーを手にして初めて気が付いたのですが、
レモン色の部分にオレンジイエローのストライプがあって
黄緑の部分の濃緑色のストライプと繋がるデザインだったんですね。
(Illustratorのオーバープリント的な感じで)
美しい!!!


 1992年と言えば当時23歳、F1デビュー2年目のミハエル・シューマッハがバナナノーズのベネトン・B192でマクラーレンをしのぐ大活躍、ベルギーGPではウィリアムズ勢を抑えて初優勝を飾り、王者への道を歩み始めた年でした。
 フィンランド出身“北欧の貴公子”ミカ・ハッキネンも同じ23歳で、シューマッハとF3で火花を散らしたライバルだったのですが91年・92年のロータスの戦闘力はベネトンに遠く及ばず、たまりかねて93年からマクラーレンへ移籍するのですがあいにくホンダ撤退後の迷走期。シューマッハが若くしてワールドチャンピオン獲得を重ねる陰で初優勝は1997年の最終戦まで待たされることになりました。
 しかしこの後1998年・1999年とワールドチャンピオンを獲得し、シューマッハの同時代の互角のライバルとして語り継がれるわけですから、人間我慢はしてみるものですね。ああ、アレジやカペリもこれぐらい報われていればなあ…

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正面。ウイングにタミヤのロゴも。
同年のONYXのF92AやFW14Bにはなかったサスアームが
この107には付いてますね

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リヤエンドは…ま、こんなもんか。21年前のブツだし。
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107とハッキネンのハイライトと言えばベルギーGP。
5位のセナに追いつき、併走し、追い落としかけました。
シューマッハ初優勝の陰で静かに、熱く燃えていたのです。
(追記)2台の位置関係が逆でした。
この場面、ハッキネンが右側でしたね(汗

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ベネトン・B192(ミニチャンプス)と。
似たような色合いだと長年思っていましたが
イエローとグリーンが逆転した感じですね。



 次のF1回はここまで敵役として散々出演してもらったベネトン・B192をちゃんとお披露目します。…ではまた!
ラベル:ONYX ロータス107 F1
posted by 片羽國雄 at 21:53| Comment(0) | ミニカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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