2013年04月14日

ジョーダン・192 〜美しすぎる姉!…の妹〜

0414jordan01.jpg
特価500円…


 当ブログではフェラーリF92Aを筆頭にちょくちょく昔のF1ミニカーを登場させているわけなんですが、昔の車だけあって全て再生産のあてのない絶版品です。それも現役活動中のミニチャンプスならともかくONYXの製品についてはネットで検索かけてもほとんど流通がなく、ミニカーショップやリサイクルショップに足繁く通って20年前当時の製品を中古で探すほかない状態です。それでもまあ古い物なので見つけさえすれば大概の車が1200円ぐらいで買えますし、人気車種に強気の値付がされてても5000円弱ぐらいなので好きな人にはお勧めです。
 そんな希少なONYXのF1ミニカーを探してショップを行脚しているとかなりの確率(2、3軒回れば1台出くわすぐらい)で売れ残っているのが今回ご紹介するジョーダン・192です。

0414jordan02.jpg0414jordan03.jpg0414jordan04.jpg
オニキス(ONIX)1/43
ジョーダン・192(#32 ステファノ・モデナ)


 F1ブーム最高潮の1991年にF1参入したジョーダンチームの2年目のマシンです。前年度はマクラーレン、ウィリアムズ、フェラーリ、ベネトンの4強に次ぐコンストラクターズ5位と新参ながら快進撃だったので2年目にも期待がかかったのですが………残念、いいところがありませんでした。非力なフォードV8エンジンを使って活躍したチームが最高速を求めて他社のV10やV12エンジンを導入し、重さ・大きさ・信頼性不足に悩まされて低迷するよくあるパターンでした。実車についての詳細はWikipediaをご参照ください。

 ドライバーのステファノ・モデナも悲運の人で、低迷していた名門チーム・ブラバムで活躍して1991年にティレルに移籍。前年大活躍してフェラーリに移籍したジャン・アレジの後釜に座る形でした。

0414jordan07.jpg
1991年のステファノ・モデナのマシン
ティレル020

エンジンもフォードV8から前年マクラーレンが積んでいたホンダV10に切り替えたとあってチームメイトの中嶋悟ともども物凄く期待がかかったのですが………

0414jordan08.jpg
物凄い期待。池沢さとし『モデナの剣』より。
前年度ティレル019(左奥)のエプソンカラーで
ホンダのHマークが付いたテスト車ですね。


………ホンダV10の大きさが駆動系を圧迫してティレル020はすぐ壊れるマシンになってしまいました。それでもモナコGPで予選2位を獲ってカナダGPで2位表彰台に乗ってと頑張ったのですが期待された戦果には遠く及ばずでした。
 その傍らでフォードV8を積んで好調だったのが新参ジョーダンチーム。ベネトンに迫る勢いで清涼飲料「7up」の鮮やかなグリーンとブルーのカラーリングも印象的でした。ミハエル・シューマッハの最初のF1マシンとしても有名です。

0414jordan05.jpg
1991年のジョーダンのマシン、ジョーダン・191と。
7upじゃなくてペプシカラーになってますが
ドライバーはガショーになってる嘘仕様。←スンマセン、
ロベルト・モレノ搭乗の鈴鹿仕様です。
このミュキンとした緑((c)へうげもの)はなんとも忘れがたい。


 で、1992年にジョーダンに移籍したモデナなんですが、ここでもエンジンはフォードV8を捨ててヤマハV12の低迷パターン。結局この年がモデナのF1キャリア最後となりました。

 さてONYXのジョーダン・192が売れ残っている件なのですが、本当にあちこちのショップでよく見かけます。片羽今も1992年のONYXミニカーを探してるのですが4強チームはおろかティレルやロータスやリジェすら何処にもないのにジョーダン・192だけは映画『8Mile』のサントラCDのように中古屋の守護神状態で何処行ってもあるのです。はっきり言ってマクラーレンやウィリアムズのテストカーにも劣る売れ行きです。そして悲しいかな大概1000円割れです。
 どうしてこんなに人気がないのか。まず1992年シーズンに全然いいところ見せられなかったのが大きいでしょう。ティレル020Bのように時折アレジのフェラーリを負かすぐらいの見せ場があったらまた印象が違ったのでしょうけど。

 そしてカラーリングの配色の悪さ。店頭で見て水色えんじ色の取り合わせが全然物欲を刺激しないのです。まあレーシングカーのカラーリングなんてスポンサー次第なのであまりチームを責められないのですが当時も前年度の191を見た後だっただけにガッカリ感は相当なものでした。

0414jordan06.jpg
手前の191と比べてどうにも地味。
同じ水色基調のリジェ・JS37(奥)と比べると
赤とえんじ色が邪魔してまとまりがないですね。


 ジョーダンは1994年までこのカラーリングと共に低迷を続けます。その後紆余曲折の末、1997年に若い人たちの知る黄色いカラーリングになり、コンストラクター4位や3位の絶頂期を迎えます。2001年にはジャン・アレジの最後の所属チームになってますね。

 20年前のレーシングカーのカラーリングを嘆いても詮無きこと。しかし中古屋の店頭で予備知識なしに見かけて欲しくなるカラーリングはないものかと少々実験。Photoshopを使ってジョーダン・192の色替えをしてみました。
0414jordan16.jpg
↑オリジナルカラー

0414jordan09.jpg
↑赤の部分を青に。
リジェっぽくまとまりました。


0414jordan10.jpg
↑バークレイのえんじ色を赤に。
これも悪くないですね。


0414jordan12.jpg
↑サイドポンツーン上面の薄い水色部分を赤に。
ジョーダン・193や194もこんなバランスでしたが
攻撃的な感じで良い!


0414jordan11.jpg
↑やっぱりこの緑でいて欲しかった。

0414jordan14.jpg
↑同年で活動を終えたブラバムっぽく。

0414jordan13.jpg
↑キャメルカラーっぽく。

0414jordan15.jpg
↑フェラーリ…を狙ったのに
ガンキャノンっぽくなってしまった。
ウィリアムズも一時期こんな色だったし
これはこれでアリかも。


 このONYX製ジョーダン・192、近所のミニカーショップやリサイクルショップへ行けば1000円や500円で結構手に入ります。全面塗り替えで同じ金型のジョーダン・191にできますし、他のONYXミニカーのタイヤ取り用にも最適。この記事を読んでジョーダン・192が欲しくなった数寄者の貴方、今すぐショップへGo!
いやジョーダンさんONYXさんほんとスンマセン…


posted by 片羽國雄 at 14:49| Comment(0) | ミニカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。