2012年08月24日

『太陽の牙 ダグラム』(前編)〜なつのおもいで〜

 ここ1ヶ月以上かけて観ていました………『太陽の牙 ダグラム』のDVD。
 実に30年前、1981年から1983年に本放送されたロボットアニメなんですが小学生の頃、毎年夏休みになると朝10時ぐらいからの「夏休みマンガ劇場」みたいな枠で再放送されていました。全75話のアニメを夏休み、それも平日だけで全部放映できた筈がないのですが、ともあれこの暑さが片羽に少年時代の夏の記憶を呼び起こさせたのかも知れません。どうせ筆も乗らないし昔のアニメ観ながら部屋に大量死蔵していたガンプラでも作るかとシナリオライターにあるまじき大罪「ながら見」を始めてしまいました。GEOで100円で借りられるDVD1巻に5話ずつ収録で全15巻。都合25時間。なんとコストパフォーマンスに優れた暇つぶしではありませんか。
 しかし話が進むごとにガンプラ作りの手が滞る片羽。この30年前の古臭い画質のアニメが、面白いのです!深いのです!重いのです!
 ごく大雑把に『ダグラム』を説明いたしますと地球の植民地である惑星の独立を目指し、強力なロボット兵器・ダグラムを駆る少年が圧政者=地球人の軍勢相手に戦い抜くというストーリーで、陸戦と政治劇をメインに独立戦争の一部始終をNHK大河ドラマ並みのスケールで描いた壮大な群像劇です(詳しい作品解説はWikipedia参照)。
 まずロボットアニメの命と言えるロボットのデザインと戦闘シーンですが、設定が煮詰められてないですね。ダグラム他敵味方のロボットが陸戦専用の重厚なデザインで動作音も重たい感じなんですが、戦闘になると華麗なジャンプ合戦で違和感ありまくりです。あとダグラムは何発撃たれても傷一つ付かないのに、他のロボット達は一発の被弾で即大爆発というのもリアリティがない。後発の『装甲騎兵ボトムズ』に比べてもロボットの描写にムラが大きいのは否定できません。
 と、ここまで今時のオタク的に難癖付けましたが、しかし画面を見ている分には楽しい!ダグラムが暴れて敵ロボをぶち殺す様は理屈抜きに楽しいのです。
 そうだ、ロボットアニメなんてこんなんでいいじゃないか。細かなメカ設定とか主人公の出生の秘密とか世界観の謎解きとか萌えとかそんなものシコシコ追求する奴はアホだ!…自称シナリオライターの私がそれぐらい開き直れてしまう魅力が『ダグラム』の戦闘シーンにはありました。
 さて、私の心を捕らえたものがもう一つありました。本作は陸戦と政治劇がメインだと前述しましたが、主人公たち若い戦士は当然陸戦担当です。常に最前線でロボット乗り回し鉄砲撃ってます。では政治劇の方はと言うと、渋いオッサン達の出番です。善玉も悪玉も身なりと恰幅の良いオッサン達が大人の駆け引きというものを見せてくれます。当時の子供はそんなもんさぞかしつまらなかったと思いますが、アラフォーの片羽はオッサン達の心の機微がわかってしまうので非常に楽しめたのです。
 というわけで次のダグラム回は片羽の気になったオッサン達について。こういう男になりたかったりなりたくなかったり………


ラベル:ダグラム
posted by 片羽國雄 at 03:11| Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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